utoroのJS解説

JavaScriptプログラムの解説。動作条件の説明があるので先頭から読んでください。

まずはサンプルを鳴らそう!

まずはJazz-Pluginのサイトにあるサンプルを使って、とりあえず音がちゃんと出るかどうか確認しましょう。下記のリンクはサンプルを説明用に加工したものです。右クリックして別ウインドウで開いてください。

サンプル1(和音が鳴るだけ)

「Press to play...」のボタンを押したら和音が鳴るはずです。初回は音が出るのに時間がかかりますが、以後はすばやく音が出るはずです。

ページのソースを表示させているのでながめてみましょう。最低限の構成になっているので、Jazz-Pluginの特徴がわかりやすいと思います。

見出しの直後のobjectタグで囲われた部分が、Jazz-Pluginのインスタンスです。わかりやすくするため、あえて非表示を解除して色づけ表示させてみました。中身には「Jazz-Plugin v.1.5.2」と表示されているので、本当の最新バージョンは1.5.2になっているようです。これを作ってやることでPC内蔵のソフト音源から音を出すことができるようになります。

その下に「Jazz.isJazz」という表現が出てきますが、これは変数Jazzに代入されたオブジェクトがJazz-Pluginの有効なインスタンスであるかどうかの真偽を返すものです。Jazz-Pluginがインストールされており使用できる状態ならばJazz1が稼働します。そうでないならばJazz2が発動して、プラグインをダウンロードするよう促す表示が出ます。

最終的に「Jazz.MidiOut()」で発音・消音を命令しています。「0x90」がノートオン、「0x80」がノートオフ。要素2つ目が音の高さ、要素3つ目がベロシティ(音の強さ)です。ノートオフの時はベロシティは必ず0にします。実際は「0x9n」「0x8n」のnの数値がMIDIチャンネルを示していて、0ならMIDIチャンネル1、1ならMIDIチャンネル2というように指定することができます。

これで単純に音を鳴らす、止める、だけならできるようになりました。